2、3週間後に撮影するミュージックビデオのお手伝いをする事になってるんだけど、何か思ってたよりも大変な事に首をつっこんだ気がする(笑)。
まずは、小道具として煙の出る物が必要。これが室内だったらスモークマシンを使えばいいんだけど、撮影は外な上に何にもないような所だから別の方法を考えないといけない。その上スモークマシンの煙は重いので上昇しないからそれも問題。プロダクションマネージャーが色々と調べて硝酸カリウムと砂糖でそういう物が作れると分かった。ところが、数年前からカナダではこの硝酸カリウムを含んだ物が手に入りにくくなってた。というのも火薬か何か危ない事に使われるってんでそういう事になったらしい。
そんな訳で私も色々と調べてみた。そしたらグリセリンでもできそうってんで、監督に「じゃあテストしてみて」と言われた。余りに煙が出すぎて消防署に電話されたらどうしよう。。。と心配しつつも職場でやってみた(キッチンから2階の屋根の上に出られる)。そしたら煙なんて超少なくて、何じゃこりゃ? って感じ。とってもガッカリして、次の日にもう一度試してみた。今回は前日の煙の量からして屋外でやらんくてもいいと思って(笑)、キッチンのコンロで直に温めてみた。
結果は前日よりも温めた温度が高いせいか、煙の量は前よりも多かったけど、それでもこれを屋外でやったらそんなに濃い煙ではないというような量。あー、何だかな。。と思いつつ後方付けをして帰宅。
それが昨日の話。今日昼ご飯の前に色々やってたらボスから社内電話で「コンロから煙がすごく出てるけど、これって安全?」と焦った声。実は昨日片付けてる時にちょっと液体をコンロにこぼした(笑)。でも拭き取ったから大丈夫と思ってたんだけど、まだグリセリンが残ってたらしい(笑)。でも有毒ではないので、大丈夫だよーと言って電話を切った。そしたら10秒ぐらいしてボスから「キッチンに来い」(笑)。
行ってみるとキッチン中が煙で真っ白(笑)。でもグリセリンを熱で全てなくさないと煙は止まらないので、しょうがなく戸を開け放して換気扇も回す。煙自体は焦げて出るような煙じゃないのであれだけ真っ白くなってても煙がなくなるのは結構早かった。私は「おー、やっと成功した(笑)」って感じで写真を撮った。でもこれを実際の撮影に使えるかは疑問。ってのも小型のガスコンロみたいので温め続けないといけないから、それが出来るかが分からない。だからまた別の方法を探さないといけない。。。
その上、前にも書いた看板も作らないといけない。私はどっちかというと煙の事よりもこっちが心配。いまいち監督の要求してるサイズとかが分からなくて、大きいのがいいみたいだけど、そしたらどうやってそれを運ぶの??という疑問もあって、今返事を待ってるところ。何か私の担当みたいになってて、それはいいんだけど、監督の要求通りの物が私に出来るのか?とか心配でもある。。。 時間も余りないし、ホントにうまく行く事を願うしかない!!! (あー心配!)
この煙を出すテストに関しては社内でバカ受けで、ボスも同僚も皆見ててワクワクしてるって感じで面白かった! (笑)