前にも書いたけど、ここ2ヵ月程日本の映画を沢山上映してて、友達が映画の券をくれたので映画を見に行ってる。一応「誰もしらない」の是枝監督の作品が多くて、実際監督も映画の初日辺りはモントリオールに来ていた。
私がこのイベントの事を知ったのが遅くて、興味があった「歩いても歩いても」は上映が終わってしまってた。結局監督の映画で見たのは「幻の光」だけ。
普段金曜日は仕事を3時で切り上げられる。だから昨日は4時から上映の「ゆれる」を見るつもりでいたら、仕事が忙しくて結局は早く終わるどころか残業(笑)。それで「ゆれる」は見られなくて、8:30から上映の「天然コケッコー」を見に行った。
映画はくらもちふさこさんの漫画が原作だとか。私が小学生だった頃、いとこがくらもちふさこさんの漫画をたくさん持っていて片っぱしから読んだ覚えがある。でも天然コケッコーは発表された時には私も日本にいなかったし、読んだことは無かった。
映画の予告を見た時はちょっとイマイチって感じがした(笑)。内容は片田舎の中学生と転校生の男の子、その家族諸々の話。今でもこういう生徒が6人しかいないような学校ってあるのかな? とてものんびりしていて、村の人が皆知り合いで、とっても自然が綺麗で。。と見ていて予告とは違って楽しかった。主人公のそよが自分が考えなしで言ったりやったりした事が、友達を傷つけてるかもしれなくて悩んだり、そういうところが「ああ、わかるっ」とすごく思った。見ていて漫画が思い浮かべられて、くらもちふさこさん特有の話とも思った。彼女の漫画の主人公って可愛い女の子が殆どだから、まずは自分がブスで。。と悩むのは無い(笑)。で男の子もカッコイイくて、だいたいは両思いになる。(もちろん悩みはあるんだけど) だからこの話もちゃんと両思いに早くからなってて、そこはホッとした(笑)。
因みに私が好きだったくらもちふさこさんの漫画は「東京のカサノバ」、「赤いガラス窓」、と題名は忘れたけどアイドルの男の子の話(二つあるけど、最後にアイドルの男の子が辞める方)とか。
天然コケッコーはほのぼのしていておもしろかった。最後、高校はどうするんだ?? とか思ってたらちゃんといい方向に行って。キャストの名前が上がってくるところの映像で笑ってしまった(見てない人には分からないけど。。)。男の子を演じた人がきれいだなあ、と思ってたらこの前モントリオールに来ていた人だった(笑)。前にも書いたけど90年代以降に出てきた俳優の人達は知らないのだった。。。。
この映画、淡々としていて、気持ちの良い映画です。
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