2年前にPaul McCartney がケベック市の400周年記念かなんかで無料コンサートをすることになった。この事に関しての記事は度々見かけていたけど、はっきり「行こう!」とは決めてなかった。ところがコンサートの前日に新聞にまた記事が載っていて、それを見た時に突然行こうと決めた。というのも、もし普通にPaul McCartneyのコンサートに行くとしたらチケット代もとても高くて、多分私はこんな無料コンサートでなければ行かないだろうから、これを逃したらこの先一生彼のコンサートには行かずに終わるだろうと思ったからだ。コンサートは夜の8時だか9時に始まるはずで、コンサートが終わるのは多分夜の11時か12時ぐらいになるだろうと予想した。それでコンサート終了後、最終のバスに間に合わないと朝までバスがない。翌日の月曜日に仕事に遅刻するとまずいからインターネットで相乗りをする人を探し、メールをして帰りの車の手配がついたんでまずはホッとした。コンサートは野外で席が早いもん勝ちってのもあって、出来るだけ前で見られるように深夜のバスに乗った。ケベックシティに着いたのは朝の2時か3時くらいだった。
バスの中で知り合ったニコルとバスターミナルから多分30分ぐらい歩いたと思う。到着した広場はコンサートがある場所の前にゲートがあって中には入れないようになっているんで、皆その前で待っていた。すでに5、60人くらいいたと思う。ギターを持ってきてる人も何人かいて、皆でビートルズの曲を歌ったりして和気合い合いだった。
そのコンサートのオフィシャルサイトによると、朝の8時頃にゲートが開いて、私達は会場でその夜まで待つ事になるってことだった。
朝方になると数百人の人達がその場所にいた。
そして8時頃(だったと思う)に関係者と思われる人が現れて、ゲートの前に立った。私達は「いよいよゲートが開くんだ!」と皆立ち上がって前に詰めた。
でもその関係者は「ゲートは午後5時まで開きません」と言った。
ちょっとまって、それって酷い。。サイトには早朝に開けるってあったのに。この先まだ何時間も待たないといけないなんて。。。
もっと最悪だったのは、この関係者が現れた時に私達皆が前に詰めてゲートに入れる準備をしたことだ。結局ゲートがまだ開かないと分かっても後ろにいた人達が後に下がってくれなかったので、いまや満員電車のようになっていたから座る事すら出来なかった! そんなわけで近くの人と交替で何とか20cm四方ぐらいのすき間をみつけて座るハメになったのだった。時間が経つにつれて人もどんどん増えてきて、トイレに行くのすら大変だった。広場一面が人の山になってるので人を踏むないように、これまた小さいすき間をみつけて歩いた。
当然トイレには何回も行けないとわかったので、水を飲むのを極力控えた。
とってもひどい状況で待たされたけど、そんな事はもろともせずに皆でBeatlesの曲を大合唱したりして時間を潰した。皆Paul McCartneyが見れるのが嬉しくて誰一人不平を言わなかった。そんな時に携帯にメッセージが入った。コンサートの後に相乗りをするはずの人からで、彼女は必要人数が揃わなかったので(往復でお金を貰う予定だったので)ケベックシティに来ないということで、私はまた帰る方法を考えないといけなくなった。でももうここまで来たら何とかなるだろう、といういい加減な気持ちで余り深く考えなかった。それよりも当然ながらコンサートの方に気持ちは行っていた。
そうこうするうちにやっとゲートが開く時間になった。今度こそは、とまた皆前に詰めた。関係者の人が説明したのは、先ずゲートをぬけるとテーブルがあってそこで所持品の検査をする。そこを通過するとまた新たなゲートがあってそこでまた待つ事になると。私は大きなカメラを持ってたのでちょっと不安だったけど、皆急いでるから所持品検査もかなりおざなりで、問題無く通過できた。
最後のゲートまでちょっとした距離があったけど皆走った。この時私の頭の中にあったのは昔にみたBeatlesのコンサートビデオで扉が開いて全速力で走る女の子達の姿だった。。。ただ今回は年を行った人達が多いし男の人達もワンサカといたけど状況は同じだった。
最後のゲートが開いてまた走った。
約15時間ほとんど立って待ってたおかげで私は5列目ぐらいでコンサートを見る事ができた。
多分二度と生では見る事のないコンサート。すごい人だった!
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