少ししてTony がハイウェイに入る前にガソリンを入れないといけないと言った。そしたらすぐに一軒ガソリンスタンドを見つけたんで車を停めた。それと同時に今まで明るかった電気がパッと消えた。あれ、どうしたのかな? と思いつつ、Tonyが店の方に歩いていくのを見てた。そしたら直ぐに帰ってきたTony は「閉店しちゃった」と言った。エーッ? たった今まで明るかったのに! そんな訳でまた車を出してドンドン行ったけど、行けども行けどもガソリンスタンドが無い。そうこうするうちにハイウェイの入口近くまで来てしまったので、私達は引き返さないといけなかった。そしてなんとコンサート会場の近くまで引き返してやっと一軒開いてるガソリンスタンドを見つけた。そこでTony は25ドル分のガソリンを買ってハイウェイに入った。
今思うとこれがこの先に体験するながーいドライブの前兆だったんだと思う。
ハイウェイを走ってる間、私はTony が眠らないように話し相手になった。でも私も眠くて眠くてしょうがない(よく考えるともう24時間眠ってない!)。だから色々彼に質問をして私は余り話さないでいいようにした(きっと話してたらつじつまが合わなかったんじゃないかな。。)。ケベックシティから私達が向かってるモントリオールは車で約3時間でそれ程通くはない。多分15分ぐらいした時に、モントリオールに行く人はここを曲がるっていうような標識があった。でもTony はそこを曲がらなかった。私は実は運転免許もないし、そういう標識にはちょっと疎いので、きっとこの後に別にまた曲がる所があって、Tony はそこで曲がるつもりなんだ、と思って何も言わなかった。
ところがまたまた10分した後ぐらいに「あー、曲がる所を見逃した!!」とTony が言った(笑)。ああ、やっぱりあそこで曲がる筈だったんだ。。と私は呑気だった。そんな訳で私達はまた引き返す羽目になった。
やっと曲がるべき所で曲がって何とかモントリオールに向かっているようだった。私は眠いながらも何とか会話を続け、早くモントリオールに着かないかなあ、と思ってた。もうすごく眠いし疲れてるしで会話をしてるのも苦痛だった。たぶんそれで1時間以上なんとか話してたら、やっとニコルが起きたので、私はホッとして眠った。
どれだけ経ったのか分からないけど、気持ちよく眠っていたら車が止まったような気がしたんで目を開けた。私は半分眠ってる頭の中で「モントリオールに着いたのかな?」と思った。辺りは明るくなってきてた。そしたらニコルが振り向いてこう言った。」
「ガソリンが無くなったんだって。」
そこで私はTony が満タンでなく25ドル分のガソリンしか買わなかったのを思い出した。外を見るとまだハイウェイのどこかで車は道路の脇に止まっていた。それでTony はCAA(カナダ自動車協会)に携帯で電話をしてレッカー車を送ってもらおうとした。そしたら電池切れで電話出来なかった(笑)。ニコルは携帯を持ってなくて、私のを貸した。普段私は携帯を持ち歩かないのでもし持ってなかったらエライ事になってたところだった。で電話をしたのはいいんだけど、場所を聞かれても私達が何処に居るのかも分からなかった! それでニコルが車から出て400mぐらい先まで歩いてやっと標識を見つけた。何と私達はあとたったの10分でモントリオールって地点に居たのだった。
15分程するとレッカー車が来た。朝は冷え込んで寒かったんでニコルと私はレッカー車の中で待つ事にした。レッカー車の運転手の人は忙しく色々して車を荷台にのっけようとしていた。私とニコルは外を見てたんだけど、ふと気付くとTony が何かを探してるかのように草むらをキョロキョロ見てた。ニコルが「鍵を落としてたりして。」と冗談ぽく言った。私は車から出てTony に何を探してるのか訊いた。「車の鍵を落とした。」とTony は言った。私とニコルは呆気にとられて何も言えなかった。彼のズボンのポケットに穴があいてて鍵がそこから落ちたらしい。それも鍵は舗装された道路の上でなくてその脇の草がぼうぼう生えてる所に落ちたのだった。私とニコルも手分けして探したけど見つかるはずもなかった。幸いな事にTony はスペアの鍵があったんで他の鍵は失くしちゃったけど取り敢えず車はガソリンさえ入れれば運転できるんで皆ホッとした。
やっと車をレッカー車の荷台にのせて、そこから私達は近くのガソリンスタンドに行くことになった。ただ、私達は3人でレッカー車には運転手の他に2人分の席しかなかったんで私はニコルの膝の上に座らないといけなかった(笑)。私も軽いわけではないのでニコルの膝が大変、と重心をかけないようにしてたんで思いっきりそれだけで疲れてしまった(笑)。で10分程してガソリンスタンドに着いたんでTony は荷台の車にガソリンを入れた。
私とニコルはモントリオールに着いたし、あともう少しで家に着くとホッとした。
そしてTony はガソリンを入れ終えて、鍵を回した。
車はうんともすんとも言わなかった。。。
もうここまで全てが悪い方へ悪い方へ行くのには笑うしかなかった。結局レッカー車の運転手はそのまま近くの修理屋に行く羽目になった。
修理屋に着く前にニコルの家の近くに着いたので彼女はそこで降りた。前夜にTony が言ってた10ドルはTony が悪がって受け取ろうとしなかった。
5分程して修理屋に着いたらナント閉まってた。。。ただそれは朝早かったせいだと思いたいけど、これだけ全てが悪い方向に行ってるからきっと定休日ってのも有りえる。
そこで私はすぐ目の前に地下鉄の駅が見えたのでそこで降りた。Tony はひたすらあやまってて可哀想なくらいだった。私の方はといえば、疲れてるのもあったかもしれないけど、もうおかしくてしょうがなかった。
そんな訳でぐったり疲れた私は地下鉄に乗る前に会社に電話して今日は休むとメッセージを残した。ちょうど朝の7時だった。
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