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愛しのミスタードーナツ

日本を離れて一番最初に恋しくなったのはやはり食べ物。スーパーに行って野菜や果物が日本の物に比べてかなりでかいのに驚いた。マーガリンの容器が巨大で、「こんなにいらない!」と買わなかったり。また、レジで物が入ったかごをそのまま渡さないので、どうしていいか分からず、気の小さい私は周りを見てドキドキ。野菜や果物は重さで値段が違うので一体いくらになるかも分からなくて、またドキドキ。

最初にカナダに着いて泊まる所に向かうのにバスに乗った。多分夜の8時頃だったと思う。外を眺めていると見覚えのある看板が目に入った。「mister donut」だった。10時間以上飛行機に乗って今未知の世界にいる私は、見馴れた物を見つけてとても嬉しくなった。その日に泊まる場所にやっと着いて手続きを済ませた後、もう外は真っ暗だったけど、あの mister donut のドーナツがどうしても食べたかった。日本に居る時は mister donut が大好きで、特に学生の頃はよく行った。小学生の頃はスタンプをせっせと集めてお化けの絵のお皿、自転車の車輪につける飾りやガラスの入れ物を貰ったりもした。(友達の一人は今もその頃に貰った傘を持ってる!)

30分くらいかけてやっと mister donut に到着! ちょっとドキドキしながら陳列されたドーナツをチェック。私の欲しいのはもう決まってた。それは「ダブルチョコレート」。急いで注文して席について、一口ほうばった。

ガーン。。。

何これ? 味が全然違う! 一番がっかりしたのは上にかかっているチョコレートだった。砂糖が入り過ぎてるのか、チョコレートの質が悪いのかは分からないけど、じゃりじゃりしてる上にチョコレート自体が固まってない。それも暑さでとけたとかじゃなくて何かの分量が間違ってるって感じ。

看板を見た時あんなに興奮して食べるのをとーっても楽しみにしてたのに、結果は最悪だった。

その後もう一回だけ別のドーナツ屋でダブルチョコレートを食べたけど、やっぱり結果は同じ。それ以来スーパーなんかでパックしてあるダブルチョコレート擬きのドーナツを見かけると、ラップの上からぐにーっと指でチョコレートを押して、チョコが固まってるどうかチェックを暫くしてた(でも結果はいつも同じなんで希望を持つのは止めた)。他にもお菓子類ではかなりがっかりした。特にこちらの物は甘過ぎるか味がくどいものが多い。何か今更ながら日本人の味に細かい所は凄いんだなあ、なんて感心したり。

そんな私も今じゃ、悲しいけどこっちの味に慣れた、っていうか余り美味しいと思わなくてもまあいいか、と食べちゃったりする。

でもいつかあの真のミスタードーナツを日本でまた食べたいな。

18年も食べてないお気に入りのドーナツ。


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